トランプに期待した「親共産党派」在米中国人たち

 これらについて筆者に語ってくれたのが、現在はニューヨークに在住する著述家(米国籍)の陳破空氏だ。陳氏はかつての天安門事件の闘士で、日本でも『日米中アジア開戦』(文春新書)など著書を多数刊行。彼の著書はいずれも翻訳書なので、一部書籍にはかなり過激な邦題が付けられているが、ご本人自身はきわめて穏健な中国人知識人である。以下、彼へのインタビュー内容を紹介してゆくことにしよう。

陳破空氏。2017年1月7日、来日中に都内にて(筆者撮影)
昨年10月31日、CAFTはロサンゼルス郊外でチャーター機を飛ばし、青空に横断幕をはためかせてトランプ支持を訴えた。資金力はあるようだ。(2016年11月6日付け『捜狐』記事より
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