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そこで私が訴えたいのは、ウクライナを断固として支援し続け、プーチンを止めなければ、西側はおそらく1~2年のうちにもっと大きな代償を払うことになるということだ。少しでも譲歩すれば、プーチンは必ず次の攻撃を仕掛けてくる――そう指摘するゼレンスキー政権の見立ては正しい。〉
「核兵器使用」の可能性は?
さて、気になるのは「核」である。プーチンが核兵器を使用する可能性はないのか? ホドルコフスキー氏は「その可能性は低い」とみている。
〈プーチンが戦争に負けつつあると分かっている状況で、将軍たちは人類を滅亡させかねない核ミサイル発射という犯罪行為に出るだろうか。
先に述べたように、ウクライナで負ければ、プーチンは権力失墜を免れない。私の考えでは、そのような状況になったときにはプーチンは権力を失い、おそらく死を迎えることになる。それがどのような形かは分からない。しかし、確実に彼を待っているのは死だ。〉
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では、もしプーチンが権力の座から転落するとしたら、それはどのようなプロセスをたどるのか?――プーチン体制の暗部を知り尽くすホドルコフスキー氏のインタビュー「プーチンが最も恐れる男の告白」は、6月10日発売の「文藝春秋」7月号ならびに「文藝春秋 電子版」に掲載されている。
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