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ラッキーアイテムは両親からプレゼントされたポール・スミスの財布

「ただ芸能界の厳しさを知る父・和史さんは当初、反対していた。それでも氷魚君は留学中に事務所に履歴書を送り、モデルデビュー。15年9月に初めて『メンズノンノ』に載った時は和史さんが発売日に自ら買ってきて、誰より喜んでいたそうです」(同前)

 親子の絆は、でーじ深い。

暢子に近付く和彦(NHK朝ドラ『ちむどんどん』公式インスタより)

「氷魚君は以前から『僕のラッキーアイテムはポール・スミスの財布』と言っていますが、これもご両親からのプレゼント。ボロボロになるまで15年以上使い続けていました」(同前)

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 宮沢が俳優として本格デビューしたのは、17年10月のドラマ『コウノドリ』(TBS系)。以降、順調にキャリアを重ねてきた。『グッバイ・クルエル・ワールド』(9月9日公開予定)の大森立嗣監督が明かす。

父に取材を申し込んだところ、メールで返事が…

「僕が氷魚君に『髪の毛をピンクにしてほしい』と提案すると、『凄く良いと思います』と即答してくれました。叫ぶような場面でもニュアンスを軽く伝えるだけで、『分かりました』と。素直で役への理解力が高い。余白部分にすーっと言葉を入れていく。あと、純粋で隠し事をしない。『日本語より実は英語のほうが得意。やっと日本語に慣れてきた』『歌が苦手でカラオケで歌えと言われるのが得意じゃない』と明かしてくれたり。本当に良い意味で育ちが良いんだろうなと(笑)。その自然体の魅力は役者として大きな武器になっていくと思います」

 そんな息子を父はどう見ているのか。宮沢和史に取材を申し込んだところ、メールで返事があった。

「まだまだ駆け出しですが、他の方にない個性を彼なりに磨いているようです。私にもお声をかけていただき大変光栄なんですが、これまで氷魚と仕事で接することは避けてきました。それは彼の方針でもあります。現在『連続テレビ小説』で注目していただいている時だからこそ、そっと遠くから見守りたいと思っています。親バカだと思ってお許しください」

 父の愛は、風に乗り、鳥とともに息子に届いている。