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特徴的な『ビズリーチ!』の言い方は吉谷が考えたもの
「でも演技の夢も諦めきれず、かなり悩んでいた。結局、進路指導の先生から『長く続けた芸能活動をふいにしてしまうのはもったいない』と後押しを受けて、日大芸術学部の映画学科に進学することになりました」(同前)
陸上部でエース級の活躍を見せる一面もあった。
「100メートル走の選手でした。成田の運動場で行われた県大会には私達も見に行きましたよ」(父親)
確かに、吉谷は過去のインタビューでも「100メートルを12秒台で走っていた」(フライデー臨時増刊号12年5月16日付)などと語っている。高校卒業後、吉谷の知名度を一気に上げたのが、あのCMだった。
「16年に『ビズリーチ』のCMへの起用が決まりました。特徴的な『ビズリーチ!』の言い方が耳に残りますが、実はあれ、オーディションに向けて吉谷自身が考えたものがそのまま採用されたんです。インパクトは大きく、『ビズリーチのあの子』と言われて一気に顔が知られるようになりました」(事務所関係者)
「もう女優を辞めます」
しかし、その後、思うようなオファーはなかなか来なかった。CMが放送されてしばらくすると、吉谷は事務所にこう訴えた。
「もう女優を辞めます」
一体何があったのか。
「CMは話題になったが、大きな役には恵まれなかった。真面目な子だけに焦りもあったのでしょう。引退を一度は申し出たが、社長に『辞めるな』と慰留され、『もう少し踏ん張ってみよう』と考え直したそうです」(前出・事務所関係者)
だが、プライベートで更なる試練が。