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《証拠写真を入手》2022甲子園出場の天理高校野球部で総額100万円超の“連続窃盗事件”、犯人は主力3年生の母親だった! 「お金持ちのイメージがあったのに無職だったとは…」

 奈良の高校野球の名門で、甲子園も常連の天理高校。2022年の夏の甲子園にも出場し、山梨学院との1回戦に勝利して2回戦に進出している。

 春のセンバツに続いて夏も甲子園出場を果たした現3年生は実力のある選手が揃い、チームを牽引した戸井零士主将がドラフト5位で阪神に入団することが決まったほか、有名大学への野球推薦を勝ち取ったメンバーも多い。

2022年夏の甲子園に出場した天理高校 ©時事通信社

 しかし夏の甲子園で、天理のアルプススタンドの雰囲気は最悪だったという。主力選手の母親による“ある窃盗事件”が原因だった。天理高校野球部の関係者がこう打ち明ける。

「事件が起きたのは7月28日に行われた奈良県大会の決勝戦でした。相手の生駒高校がコロナの影響で主力選手が出られなかったこともあり、21-0の圧勝で5年ぶりの夏の甲子園を決めました。しかし試合の直後、3年生の父親であるXさんが『財布がない』と言ったんです。甲子園が決まったおめでたい雰囲気を壊さないように『車に忘れたかも』と言っていたのですが、結局見つからなかったようです。実は保護者の間で、1年くらい前から財布や現金が無くなる事件が相次いでいて、またか……という雰囲気が広がりました。しかもXさんは会社を経営していて、財布には100万円以上の現金が入っていたんです」

 それから数日後、保護者の元に寄せられた“疑惑の写真”によって騒動は大きくなる。

「今の3年生で112代目になる天理の野球部はファンも多く、立派なカメラで試合の写真を撮ってくれるんです。県大会決勝ということで、今回も数千枚くらいの写真をファンの方や保護者から集まりました。その中に、ある主力選手Aくんの母親のA子さんが、Xさんのカバンの間近に立っている姿が写っていたんです」(同前)

「ついに『私が盗った』と認めたんです」

 文春オンライン取材班は、その“疑惑の写真”を入手。捕手を撮ろうとした写真の背景に、バックネット裏でグラウンドに背を向けて確かに女性がカバンの前に立っている。5回が終わりグラウンド整備などを行う時間帯の写真だという。Xさんが試合中に席を外していた唯一のタイミングだった。

自分の席を離れて、X氏のカバンの前に立つA子さん

「A子さんは少しぽっちゃりして“かまってちゃん”みたいなゆるい雰囲気なので、保護者内で少しイジられることもあるキャラでした。しかし写真を見たXさんが電話で問い詰めると、最初は『水を捨てに下の方に降りていただけ』と否定したそうです。しかしつじつまが合わない発言が続くA子さんをXさんが追及すると、ついに『私が盗った』と認めたんです」(同前)