「僕は幸せです」

 1月31日、赤坂・ホテルニューオータニのディナーショーで、ファンに感謝を伝えたのは、パク・ユチョン(38)。かつて韓流アイドルのトップに君臨した東方神起の元メンバーである。

日本で堂々活動するユチョン

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レイプに覚醒剤。イメージは地に墜ちたはずだが…

 ユチョンは昨年12月に日本でミニアルバムを発売すると、今年2月2日には高尾山薬王院で松平健らと節分イベントに出席。今夏公開の日本映画「SENTIENT GAME」で8年ぶりの俳優復帰を果たすなど、日本での活動が目立っている。

 一方、本国の韓国ではというと……。

「2009年に所属事務所SMエンタテインメントとの契約が“奴隷契約”だと脱退し、他の2人のメンバーとJYJを結成。俳優としても活躍していましたが、16年に高級キャバクラの女性など4人からレイプで訴えられました。これは不起訴になったものの、19年には覚醒剤使用で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。イメージは地に墜ち、韓国では活動できない状況です」(芸能記者)

 その後、ユチョンはタイに拠点を移し、芸能活動を続けていたのだが――。

ユチョンに対しての違約金と貸付金

「彼の願いを叶えるために献身的に働いてくれた人たちを傷つけたユチョンを私は許すことができません」

「週刊文春」に怒りの告発を行うのは、ユチョンが所属していた「LOGBOOK」社長で40代韓国人男性のA氏だ。A氏は24年、ユチョンに対して違約金と貸付金の計3億ウォン(約3000万円)の賠償を求める民事訴訟を起こし、詐欺でも刑事告発を行っている。

「ユチョンとは私が経営する化粧品会社の広告モデル契約を18年に結びました。ですが、彼は翌年覚醒剤使用で逮捕されてしまい、モデル契約が流れてしまったのです」

涙を流し、弱り切った姿をみせる

 A氏は違約金請求のため、拘置所から60日ぶりに出てきたユチョンと会った。

「2人きりで6時間くらい酒を飲んで話しました。最初に会ったときの自信溢れる様子とは打って変わって弱り切っていました。『借金がたくさんあり、お金は返せません。一緒に仕事をしたい。私を信じてくれたら、あなたへの借金を返すだけでなく、たくさん稼げるように最善を尽くします』と」(A氏)

 ユチョンは、「周りには信じられる人が誰もいない」と涙を流し、子供の頃にアメリカに渡り、複雑な家庭環境の下建設現場で働いた苦労話を語ったという。