「話しているうちに、世間で言われるような悪人には思えず、彼の印象や生活が良くなる機会を与えて、共に働いて支えていこうと私は決意していました」(A氏)
21年4月、A氏はユチョンのための芸能事務所を設立し、専属契約を結んだ。
その後、トラブルが続発
「『借金があるから、最初に10億ウォン欲しい。ギャラはいらないから』と言われましたが、一括にはできないとまず1億ウォン、次いで2億ウォンを支払いました。さらに毎月の生活費として300万ウォン、タイでの家賃300万ウォンを貸し付けました」(同前)
しかしその後、ユチョンが別事務所とも専属契約を交わしていたことが発覚し、タイでも契約問題が持ち上がるなどトラブルが続発。A氏はユチョンの訴訟費用を立て替えるなどサポートを続けた。当のユチョンは、A氏のことを「ヒョン(兄貴)」と呼んで甘え、タイでの生活費や歯の治療代などの名目で送金をせがんだという。A氏が続ける。
「23年8月頃からは、私の会社との契約違反も起こすようになった。弟のストリーミングライブ放送に無断出演し、タイ人の恋人が経営する化粧品会社のモデルにもなっていました」
電話では言葉を濁すユチョン
電話で問い詰めるとユチョンは言葉を濁し、「急用がある」と電話を切った。「訴える」とメールで伝えると、「勝手にしてください」と返信があったという。
ユチョンの弁護士は「週刊文春」の質問に「訴訟中につき、私たちの立場を申し上げるのは適切ではない」と回答した。
「彼は数えきれないほどの嘘をつき、トラブルになると、『死にたい』と涙を流して、私からお金を引き出してきました。今、彼が活動できているのは日本だけ。日本のファンだけが彼を許しているのです」(A氏)
4月3日、韓国で民事訴訟の公判が予定されている。
