文春オンライン

連載THIS WEEK

イチローでも、松井秀喜でも、稲葉篤紀でもなく…侍ジャパン監督、あの男が“大本命”と言われるこれだけの理由

note

「日本にはたくさんすばらしい野球人がいらっしゃる」

 6月2日に行われた退任会見、侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(62)は、次期監督について問われると、こう答えた。

「栗山氏は現在、北海道栗山町の自宅でWBCの顛末を描いた本を執筆中と聞いています」(スポーツ紙記者)

ADVERTISEMENT

 日本を14年ぶりの世界一に導き“名将”となった栗山氏。その後任として2026年大会で連覇を狙う監督には相当なプレッシャーがかかることになる。

栗山英樹氏 ©文藝春秋

 その大役を引き受けるのは誰か。イチロー氏や松井秀喜氏を次期監督候補に挙げる報道もあった。

「ただイチロー氏は引退会見で『監督は絶対無理ですよ。人望がない』と語っていたほど。松井氏は米国での生活に重点を置いており、現実的には難しい」(同前)

イチロー氏は自身で「人望が無い」と語るが… ©時事通信社

 古田敦也氏も早くから名前が挙がっているが……。

「監督経験があるとはいえ16年も前。本人も評論家活動をメインに考えているそうです」(テレビ関係者)

 次期監督の選考を行うのは侍ジャパン強化委員会。そこには広島、中日、オリックス、ロッテの球団幹部も委員として名を連ねる。

「12球団の監督経験者を主な候補として選出する予定だと言われている」(同前)