操作性

ダイソー 評価★★★☆☆

3COINS 評価★★★☆☆

ゲオ   評価★★★★☆

 どの製品も、側面をタップして操作を行う構造になっていますが、割当はそれぞれ大きく異なります。ダイソーは再生/一時停止が左右どちらかを1回タップ、曲の早送りが右側を2回タップ、早戻しが左側を2回タップと、比較的シンプルで覚えやすいのですが、音量調整は行えず、スマホ側で操作しなくてはいけません。タップエリアの面積が狭く、誤操作もそれなりの頻度で発生します。

 ゲオもよく似た割当で、再生/一時停止が左右どちらかを長押し、曲の早送りが右側を2回タップ、早戻しが左側を2回タップと、ダイソーとほぼ同じですが、やはり音量調整には対応せず、スマホ側での操作が必要となります。ただしタップエリアが広く、誤操作をしづらいのは利点です。音量調整ができないことだけ許容すれば、3製品の中でもっともおすすめできます。

 3COINSは、今回の3製品の中で唯一音量調整に対応しますが、再生/一時停止が左右どちらかを長押し、次の曲が左側を3回タップ、前の曲が右側を3回タップ。音量大は左側を2回タップ、小が右側を2回タップといった具合に、左右で役割が異なるだけでなく、トリプルタップまで必要になるなど、やや複雑な操作体系でなかなか慣れません。機能を欲張った結果、逆に使いづらくなってしまった印象です。タップエリアの面積が小さくタップに反応しづらいのもネックです。

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付属品

ダイソー 評価★☆☆☆☆

3COINS 評価★★★★★

ゲオ   評価★★★★★

 一般的なイヤホンには、耳穴のサイズに合わせて交換するためのイヤーピースが付属していますが、廉価なイヤホンはコストダウンのためかこれらを省略している例がよくみられます。今回の3製品の中ではダイソーがそれで、イヤーピースはもちろん充電用ケーブルも付属しません。

 一方の3COINSはイヤーピースは1種類、ゲオは2種類がそれぞれ付属するほか、充電用ケーブルも同梱されています。価格はやや高くなっても、付属品はしっかりと用意しているのが、この2製品の特徴ということになります。このほか3COINSはストラップも同梱されています。

本体とその付属品を並べたところ。左のダイソーは交換用ピースとケーブル、いずれも付属しません。中央の3COINSと右のゲオはそれぞれ交換用ピースとケーブルが付属します

カラーバリエーション・価格

ダイソー 評価★★★☆☆

3COINS 評価★★★★★

ゲオ   評価★★★★★

 3COINSとゲオは、それぞれ複数のカラーバリエーションが用意されており、選ぶ楽しみがあります。ダイソーは白1色ということで、この点においてはやや不利です。価格はダイソーが1,100円、3COINSが1,650円、ゲオが2,178円と差があり、ダイソーが有利ですが、音質や付属品などで明らかな差があるのは、ここまで見てきた通りです。

 ざっくりまとめると、メインのイヤホンとしても遜色なく使えるのがゲオ、メインが使えない時のサブ機にふさわしいのがダイソー、その中間が3COINSといったところでしょうか。製品選びの参考になると幸いです。