「こんなに明るくて華やかなデザインの服を着られるようになったんだな」「ホワイトのスーツは、新調されたんじゃないかしら」。同年代の女性記者2人が雅子さまのファッションを徹底分析
雨が止んで空に虹がかかって
矢部 「即位礼正殿の儀」の日は、朝から半蔵門だったのですか?
佐藤 6時半過ぎから半蔵門で待っていたら、ダウンを羽織っても肌寒くて。深紅の皇后旗がはためく黒のセンチュリーロイヤル(トヨタ製の皇室専用車)が通ったのは7時頃。土砂降りの中、車の窓を開けて手をふる雅子さまの笑顔は、とても晴れやかでパッと輝いて見えました。
「饗宴の儀」に向かう雅子さま
矢部 私はテレビを見ていたのですが、笑顔で手を振ってらっしゃいましたね。声援を受けることに喜びを感じているように見えました。
佐藤 残念だったのは、御帳台(みちようだい)の帳(とばり)が開けられたときの雅子さまのお顔が拝見できなかったことです。
矢部 私も見たいと思ったのですが、カメラが向けられた時はもう開いていましたね。
気になったのは、御帳台に立っていた時の雅子さまの瞬きです。10秒ほど数えたところでカメラがまた陛下に切り替わってしまったのですが、雅子さまはかなり頻繁に瞬きをしていました。その点、陛下や秋篠宮さまはほとんど瞬きをしていなくて、やはり「皇室の血」と言うべきか、「天皇家に育った人」は、こういう時に瞬きをしないのだなあと思いました。民間から嫁がれた雅子さまは、こういうこと一つひとつに努力が必要だったのでしょう。
佐藤 本当に大変な道のりだったと思います。儀式直前、まるで計ったようなタイミングで雨が止んで空に虹がかかって、感動しました。雅子さまは、皇太子妃時代にさまざまなことがあったけれど、その先にこの虹があったのか、と。
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source : 文藝春秋 2019年12月号