1975(昭和50)年、「ミスター・サンヨー」の広告に長嶋が起用されるや三陽商会のスーツは売れに売れた。若手社員として商品企画部でキャンペーンに携わった同社OBの堀越幸雄氏(77)、鳥飼信雄氏(75)が充実した日々を回想する。
鳥飼 はじめて聞いた時は正直、「えっ」と思いました。
堀越 思った、思った。
鳥飼 あの長嶋さんが、スーツの広告塔というのが意外で。

堀越 ユニフォーム姿しか見たことがなかったですから。
最初のポスターは、現役を引退し監督に就任した翌1975年1月、多摩川にあった巨人軍のグラウンドで練習前に撮りました。早朝、同期と新人2人で田園調布のご自宅までお迎えに行くと、長嶋さん自ら出てきてくださり、お茶までご馳走になって恐縮しきりでした。
鳥飼 その時撮った写真が、社内報の表紙になっています。
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