長嶋茂雄が語る東京五輪の夢

鷲田 康 ジャーナリスト
エンタメ スポーツ

リハビリ14年の先に見える「聖火最終ランナー」

長嶋茂雄氏 ©文藝春秋

「さあ行こう!」

 東京・渋谷区にあるリハビリ専門病院の理学療法室。広めの室内には機能回復やリハビリ用の様々な器具、マシンが並んでいる。その一角から少し甲高い独特の声が響いた。

 掛け声と共にランニングマシンが動き始める。同時に紺色のジャージに同色の薄いハイネックシャツ、帽子にサングラス姿のがっちりした体躯の男性がマシンの上を歩き始めた。

 掛け声の主は巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄(82)だった。

 長嶋は2004年3月4日に自宅で倒れ、都内・新宿区河田町にある東京女子医大病院に緊急入院した。

 翌5日には長男の一茂と治療にあたった同大脳神経センター神経内科教授、内山真一郎が出席して記者会見を行い、内山は次のように病状を説明した。

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source : 文藝春秋 2018年06月号

genre : エンタメ スポーツ