清々しき空と眩い陽射しに、心浮きたつ季節がやってきた。機能と美意識を兼ね備えたスーツケースを携えて、いざ華麗なる旅路へ。
※表記のサイズは縦×横×奥行きと容量を表します

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
インダストリアルデザイナーのマーク・ニューソンが開発に携わった「ホライゾン・ソフト 2R55」は、超軽量のアルミ製トローリーシステムを採用することで、完璧にフラットな内装と軽さを実現。荷物の出し入れを容易にする大型の開口部や、驚くほどスムーズな2輪キャスターなど、その機能性と美しさは圧倒的だ。55×32×25cm 36ℓ ¥470,800/ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス☎0120-00-1854)
旅の軌跡を上質な物語へと導く美しきスーツケース

GLOBE-TROTTER(グローブ・トロッター)
1897年の創業以来、英国の職人によるハンドメイドを貫く唯一無二のブランド。19世紀に開発されたヴァルカン・ファイバーは豊かな風合いのみならず、現代でも通用する頑丈さと軽量性が自慢。旅の記憶をボディに刻み、世代を超えて使い続けられる逸品だ。写真は国際NGO「エレファント・ファミリー」とのコラボレーションモデル。右から「ラージチェックイン」 48×82×25cm 73ℓ ¥632,500、「キャリーオン・4ホイール」 56×42×21cm 34ℓ ¥462,000、「キャリーオン」 42×58×21cm 34ℓ ¥462,000/すべてグローブ・トロッター(グローブ・トロッター銀座☎03-6161-1897)
快適かつ上質な旅の第一歩は、すでにスーツケース選びから始まっている。そのチェックポイントは、大別すると4つ。最もトラブルが発生しやすい蝶番などのメタルパーツや、キャスターの「耐久性」。キャスターの走行性やハンドルの持ちやすさといった「機能」。限られたスペースをいかに効率よく活用できるかが問われる「収納力」。そして使うほどに愛着を増し、旅の格を上げてくれる、ボディ素材の「経年変化」だ。付け加えるなら、各メーカーの修理体制も確認しておきたい。
なかでもキャスターの走行性に代表される機能面は、近年飛躍的に進化しており、各ブランドの最新モデルは驚くほどスムーズな動きを実現。グローブ・トロッターのような老舗の定番も、その快適さはひと昔前とは別物ゆえ、ぜひ試してみてほしい。その魅力はひとたび触れた瞬間から、あなたを旅に誘うはずだ。
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