■言霊のもちぐされ
第1回 居丈高さん、こんにちは
第2回 勝手に総裁“戦”観戦記
第3回 顔面字面(じづら)フリーク
第4回 政治家さん不倫キブン
第5回 言葉の偏食者
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第11回 不倫をめぐる冒険 今回
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第15回 恐怖のアラフォー・アタック
第16回 山ちゃん見参!
第17回 にごり水もまた美し
第18回 文脈さん、いらっしゃい!
第19回 「文学にうってつけ」を捜して
耳にするたび目にするたびに反感を覚えて舌打ちをしたくなる、私が大の苦手とする言葉。それが「不倫」。野放図な恋愛関係を数多く描いて小説に仕立てて来た私であるが、「不倫」という言葉を使うのを極力避けて来た。倫理にあらずって誰が決めるんだよう、とむずかったり、あらがったり。
しかーし! ここ数年は、無駄な抵抗は止めて、あっさり使うことにしたのである。だって、その種のゴシップの数が多過ぎて、いちいち説明していると追い付かないんだもん。そういう時に、まず「不倫」という言葉を使って置くと概要が解るというか。本来、作家は概要でものを語ってはいけない……とは思うが……いいの、いいの、自分の小説内でなければ。
そんなふうに開き直ると、世の中の不倫事案は、すごく興味深くておもしろいのである。でも、ジャッジはしない。それが野次馬の流儀である。こんなことに「流儀」なんて言葉を使ったら、「大人の流儀」シリーズを出した故・伊集院静氏は、さぞかし御機嫌斜めになることだろう。いや、「女子供は許す」とおっしゃるかなー。あの言い回しにいちいち突っ込んでいたの私だけだったみたいだけど。
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source : 文藝春秋 2025年9月号

