■言霊のもちぐされ
第1回 居丈高さん、こんにちは
第2回 勝手に総裁“戦”観戦記
第3回 顔面字面(じづら)フリーク
第4回 政治家さん不倫キブン
第5回 言葉の偏食者
︙
第7回 世界の片隅でユリイカ 今回
︙
第15回 恐怖のアラフォー・アタック
第16回 山ちゃん見参!
第17回 にごり水もまた美し
第18回 文脈さん、いらっしゃい!
第19回 「文学にうってつけ」を捜して
今年のアカデミー賞の主演男優賞は「ブルータリスト」に出演したエイドリアン・ブロディが獲得した。
私は毎年、グラミー賞とアカデミー賞はライヴで観ることにしている。何故なら、その時点でのショウビズ界の注目する、最大公約数のようなものが解るから。今の時代、多くの人々が自分の好みをピンポイントで選んで、それ以外には目を向けようとしない。無駄をなくして、タイパ(げーっ)を重んじる? しかし、贅沢な無駄の中にこそ文化があると信じる私は、必要なものだけを取り込むなんて、つまらないと思う。ぼんやりと観ている内に、自分の目のはしに映る不必要なもの。そこからインスピレーションを得て、「ユリイカ!」と叫んでしまうこともある(アルキメデスの言葉。我、発見せり! という意味のギリシャ語だそう。後の説明ははぶく)。
そういう訳で、書店内のクルージングも大好き。仕事で必要な本はアマゾンで注文することもあるが、本屋さんで絶版の筈の文学書を見つけたりすると、すごく嬉しい……のだが、その付近に、きみを待っていたよ! と言わんばかりの聞いたこともない本の題名が目に飛び込んで来たりすると、さらに、どきどきわくわくするのである。これぞ出会い頭の喜び。心を震わせる好ましい不慮の事故である。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
初回登録は初月300円・1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
電子版+雑誌プラン
18,000円一括払い・1年更新
1,500円/月
※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2025年5月号

