『日本書紀』に相撲の神様として書かれる野見宿禰と當麻蹶速。この野見宿禰を祀った小さな神社が、相撲の街・東京都墨田区の両国駅近くにある。これは明治18年に当時の高砂親方や相撲関係者が尽力して建立したものだ。
東京開催場所の前には審判部の親方衆が参拝し、新横綱昇進時には神前で土俵入りを奉納する。日本相撲協会として大切な“拠り所”のひとつでもあり、相撲教習所に通う新弟子たちの自覚を促すためにも、参拝、清掃日を設けている。この神社を生き返らせ、手塩に掛けて守っているのが元三杉磯の峰崎親方だ。

「今から3年半前、一門の理事の芝田山親方(元横綱大乃国)から『神社が老朽化している。峰崎さんに頼んでいいか?』と言われたんです」
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