大波乱の天覧相撲でみせた天皇ご一家の気遣い

第61回

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 満員御礼の初場所中日(なかび)8日目は、実に6年ぶりとなる天覧相撲で、天皇皇后両陛下と愛子さまのお出ましとなった。コロナ禍の自粛期間もあったが、基本的には毎年、日本相撲協会から宮内庁に観戦のお声掛けをするとのことだ。もちろん、スケジュールの問題や災害などの日本国内の情勢を熟慮なさることもあり、毎年の行幸啓が叶うわけではない。

国技館に到着された天皇ご一家 Ⓒ時事通信社

 思い返せば、昭和天皇の好角家ぶりは広く知られるところだろう。ちなみに両国国技館の敷地内には、1955年に昭和天皇が戦後初めて大相撲を観戦した際の御製、「ひさしくも みざりしすまひ(相撲) ひとびとと 手をたたきつつ 見るがたのしさ」と刻まれた歌碑が建立されている。

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source : 文藝春秋 2026年3月号

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