「文藝春秋」の編集者が明かす、電子版限定の“ここだけの話”
蝉が鳴く夏の朝。日傘を差し、滴る汗をタオルで拭いながら、最寄り駅へと急いでいたときのことでした。プルルルル、と鳴り出した社用携帯に飛び上がるほど驚いて画面を見ると、「アメリカ合衆国」と表示された、見知らぬ番号からの電話でした。
「内田光子でございますけれども」
まさか、対談を申し込んでいるご本人から直接、国際電話がかかってくるとは! まさに青天の霹靂でした。動揺のあまり、目の前を走っていたゴミ収集車に轢かれそうになりながらも、必死で電話の声に耳を澄ませました。
内田光子さんは、イギリスを拠点に活動するピアニスト。これまでに2度のグラミー賞を受賞し、2009年には大英帝国勲章デイム・コマンダー(DBE)を受章するなど、世界の第一線で活躍されてきた方です。

電話は、8月に予定していた対談を前に、改めて詳細を確認したいというものでした。不確かなことをお伝えしてはいけないと思い、私が語尾を濁すと、内田さんはピシャリと言い放ちました。
「あなた、『かと思われます』なんて言わないでちょうだい。『absolutely(絶対に、完全に)』と言い切るくらいでなければ、通じないわよ」
年額プランがおトク!月あたり900円で全記事読み放題
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
オススメ!
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
電子版+雑誌プラン
18,000円一括払い・1年更新
1,500円/月
※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 電子版オリジナル

