兵庫・甲子園の夏の風物詩　暑さを癒す冷やし白玉しるこ

　食欲が落ちる真夏でも、冷たい甘味なら食指が動くという方も多いのではないだろうか。兵庫の西宮市にある「御菓子所　桔梗堂」が毎年、3月中旬から12月末頃まで販売する『冷やし白玉しるこ』（324円）は、そんな暑い時季にもってこいの涼感たっぷりな一品。繁忙期となるお盆は特に注文が殺到するようで1日に2500個ほども作られる。

　高級小豆を使ったほんのり紫がかった自家製こし餡で仕上げるしるこは、あっさりとした甘さでポタージュのようにとろりとした口当たり。作り立ての白玉は絹のようななめらかさがあり柔らかく、しることの一体感には思わず唸ってしまう。

御菓子所 桔梗堂　
兵庫県西宮市甲子園二番町1-16
☎︎0798-48-1611

料理として味わうための　革新的なパンブランドが誕生

　札幌イタリアンの父と呼ばれる小澤唯治シェフが、北海道の素材にこだわり生み出した『MOOJUU BREAD 4本食べ比べセット』（4本入り、4320円）は、料理を支えるパンではなく、料理そのものとして作られた通販限定の食パン。まるでチーズを食べているかのようなパンをコンセプトに、北海道各地のチーズ工房から厳選したチーズやバターを使った生地は、モチモチ、サクサクなどさまざまな食感がなんとも楽しい。

「ブルーチーズスペシャル」「リコッタフロマージュブラン」など4種類の異なるチーズパンを詰め合わせたセットは箱入りなのでギフトにもおすすめ。

MOOJUU BREAD　
北海道札幌市中央区南2条西8丁目2F　
☏011-688-8560(果肉と餡 内)

桃農家が自社工場で手作りする　6種の桃の食べ比べジェラート

　山梨市の桃農家が手がけるジェラートが美味しいと全国から取り寄せるファンも多く話題になっている。数ある商品のなか桃の種類はおまかせだが、『6種の桃の食べ比べジェラート』（6個入り、3070円）は6種類を一度に食べ比べできる贅沢なセットで特に注文数も多い。収穫直後の桃を、自社工房で皮ごと使用し作られるジェラートは、白鳳、黄金桃、あかつき、加納岩白桃、ホワイトピーチなどさまざまな品種が使われている。桃を50パーセント以上使用するため、まるで生の桃を食べているようなジューシーさ。農家自家製ジェラートで個性豊かな桃の甘みを堪能してみては。

ピーチ専科ヤマシタ　
山梨県山梨市正徳寺1131-1　
☏0553-22-8899

福岡の知られざる名物登場　温め厳禁！ひんや〜り唐揚げ

　常識を覆す冷やして食べる唐揚げ『努努鶏（ゆめゆめどり）』（手羽中骨付・中箱240グラム、1080円）は、福岡の隠れた名物。190度の高温の油でじっくり揚げてからオリジナルのタレに絡めて、熱々のうちに急速冷凍して完成する。唐揚げは完全には凍らず、冷凍庫で1ヶ月の保存が可能だ。冷凍庫から取り出してすぐ味わうこともできるが、食べ頃は常温で5分〜10分ほど自然解凍してから。ひんやりとした衣のサクサクパリパリの食感や、ピリッと甘辛いタレの味が後を引く。また、通常の唐揚げより油っぽさがなくスナック感覚で食べられ、おつまみはもちろんおやつにも最適だ。

努努鶏　
福岡県福岡市南区老司1-33-1　
☎︎092-565-8585

レンジでチンだけ！　パリッとした新感覚の焼きいなり

　石川の加賀守岡屋が手掛ける人気グルメが『焼きいなり』（鶏ごぼう、ちらし各110グラム×各4個、3600円）。特製出汁をたっぷり含ませてから直火で手焼きした分厚い油揚げで、2種のごはんを包んでいる。霊峰・白山の名水と国産大豆で作った油揚げは、豆腐作りで名高い山下ミツ商店に開発を依頼したもの。焼きならではのパリッとした食感に続いて、揚げにしっかりとしみ込んだ出汁と、中のごはんの旨味を楽しめる。

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