◆「非核三原則」は金科玉条か?
文藝春秋digitalは、3月31日(木)20時〜、元統合幕僚長の折木良一さんとジャーナリストの牧野愛博さんによるオンライン対談イベント「『専守防衛』『非核三原則』を議論せよ」を開催しました。
《対談フル動画はこのページ下部にあります》
最新号の「文藝春秋」4月号に、折木良一さんによる「『専守防衛』『非核三原則』を議論せよ」が掲載されました。折木さんは昨年11月、陸海空自衛隊の将官と防衛事務次官を含むOB8人とともに「新たな『国家安全保障戦略』に求められるもの」と題された政策提言をまとめています。
折木さんらは「議論が必要と思われる防衛政策」として、①「専守防衛」の見直し、②「総合的な抑止戦略」の構築、③防衛費のGDP(国内総生産)比2%への増額を提言しています。
①「専守防衛」の見直しについては、敵基地攻撃能力という表現に替えて「反撃能力」という言葉を採用し、抑止力の一部として保有することを主張されています。「文藝春秋」4月号掲載の同論考では、「非核三原則」について議論を深めるべきとして、米国による「核の傘」の実効性も含めた検討が必要だとしています。
◆冷戦時代の思考では国は守れない
この10年間でロシアの国防予算は2.58倍、中国は2.44倍、韓国は1.7倍に伸長しているのに対し、日本の防衛費の伸びは1.088倍にとどまります。折木さんはこれまでGDP比1%にとどまってきた日本の防衛費予算は、米国一強時代の枠組みであり、世界水準の防衛費のGDP2%への増額を目標にすべき、としています。
21世紀の国際政治の現実を私たちはどのように生きていくべきでしょうか――元統合幕僚長を招いた貴重な対談、ぜひご覧ください。
当日リアルタイムでイベントをご覧になれない方も、アーカイブ動画の配信があります。本記事の有料部分にアップしますので、何度でもご覧いただけます。
◆イベント概要
イベント名:「『専守防衛』『非核三原則』を議論せよ」
出演:折木良一、牧野愛博
日時:3月31日(木)20時〜21時30分(予定)Zoomウェビナーを使用して開催します。完全オンラインイベントです。
◆問い合わせ先
文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp
◆フル動画
《この下に対談フル動画があります》
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source : 文藝春秋