極上の江戸前をいただく

ライフ 歴史 グルメ
かつて大規模な魚河岸を有した日本橋。街で花開いた多彩な食文化を守るために名店をはじめとした若手料理人が集う「三四四(みよし)会」がある。互いに切磋琢磨しながら守り継ぐ美味を訪ねた。/写真=橋本篤、文=張替裕子(ジラフ) 
画像1
 
日本橋の親柱の上に鎮座し、東京を守護しているとされる獅子像

すし 江戸っ子が愛した粋な細巻

画像2
 
どちらの細巻もさっぱりした味わい。その奥に旨みがしっかり潜む

 

画像3
 

「繁乃鮨」は江戸期に魚屋を営み、その目利きから宮内庁御用達を拝命した「高根屋」から始まる。鮨屋となった現在も神事の魚を納める名店だ。3代目の佐久間一郎さんは、三四四会の要として、会の内外で幅広い人脈を持つ。今回は「にんべん」の本枯鰹節と「山本海苔店」の焼海苔で爽やかな細巻を巻いてくれた。細巻は関西の華やかな太巻に対し、すっきりした粋を好んだ江戸っ子が生んだといわれる。右:スミイカ入り梅しそ巻 600円、左:とろたく巻 1,100円/繁乃鮨☎03-3241-3586

てんぷら 魚介を揚げたものを天麩羅という

画像4
 
胡麻油の匂いが広がる店内。檜のカウンターの艶が歴史を物語る

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
新規登録は「月あたり450円」から

  • 1カ月プラン

    新規登録は50%オフ

    初月は1,200

    600円 / 月(税込)

    ※2カ月目以降は通常価格1,200円(税込)で自動更新となります。

  • オススメ

    1年プラン

    新規登録は50%オフ

    900円 / 月

    450円 / 月(税込)

    初回特別価格5,400円 / 年(税込)

    ※1年分一括のお支払いとなります。2年目以降は通常価格10,800円(税込)で自動更新となります。

    特典付き
  • 雑誌セットプラン

    申込み月の発売号から
    12冊を宅配

    1,000円 / 月(税込)

    12,000円 / 年(税込)

    ※1年分一括のお支払いとなります
    雑誌配送に関する注意事項

    特典付き 雑誌『文藝春秋』の書影

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2022年5月号

genre : ライフ 歴史 グルメ