リーダーの役割
7月号の柳田邦男氏の記事『この国の「危機管理」を問う』に書かれていた、国のリーダーのありようについての指摘に共感しました。
コロナ禍を前代未聞の国難であると言いながら、国のリーダーとして安倍首相には、国民に対する姿勢に誠意が感じられません。
国民とともにこの国難に対峙すべく対応策をとるならば、総理自身の言葉で国民に直接説明し、連帯を訴えることが何よりも必要だと思います。
記者会見を開いたから国民に伝わっただろうと思っているのだとしたらはなはだ無責任、無教養、傲慢以外の何物でもありません。
こういうときだからこそ、国民に寄り添い、共感し、連帯を呼びかけることが極めて重要であり、総理自身の教養、見識、情熱、哲学はもとより、全人格をもって直接国民に語りかけるべきではないでしょうか。
専門家会議からの客観的な情報をもとに、緊急事態宣言を発令するに至った理由、その解除の指標を明確にすることも必要だと思います。
今回のコロナ禍は、大きな国難を前に政府がどのように対応するかを見る機会でもあったわけですが、図らずも総理あるいは政権中枢の真の姿を露呈してしまったようです。
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source : 文藝春秋 2020年8月号