「ボロボロの友達を慰めるように書く」

有働由美子のマイフェアパーソン 第52回

ジェーン・スー コラムニスト・ラジオパーソナリティ
エンタメ 読書

news zeroメインキャスターの有働さんが“時代を作った人たち”の本音に迫る対談企画「有働由美子のマイフェアパーソン」。今回のゲストは、コラムニスト・ラジオパーソナリティのジェーン・スーさんです。

 有働 昨年末刊のエッセイ集『おつかれ、今日の私。』(マガジンハウス)と、3月24日発売のインタビューエッセイ『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』(文藝春秋)。立て続けのご出版おめでとうございます!

 スー ありがとうございます。

 有働 前からスーさんに聞きたかったことがあるんです。2013年のデビュー作『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ文庫)以来、絶対タイトルで手に取っちゃうんです。このインパクトあるタイトルは誰がどう決めているんですか?

 スー 2作目までは編集者の意向が大きかったですね。デビュー作のタイトルは、版元の社長から「もっとインパクトのあるタイトルはないのか」と押し戻された編集者が、「だな」を発売会議の最後で付けて。

 有働 エイヤッと出したと。

 スー はい。2作目の『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎文庫)は、私がブログのエントリーのタイトルにしていたものを、編集者がそのまま使わせてほしいと言うので、どうぞということで決まりました。

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source : 文藝春秋 2023年5月号

genre : エンタメ 読書