ジャニー喜多川氏による性加害問題について、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」(以下、特別チーム)が、8月29日、調査結果を公表した。特別チームは、元ジャニーズJr.ら23人の被害者などにヒアリングを行い、ジャニー氏が1950年代から2010年代半ばまでの長期間にわたり、性加害を繰り返していたと認定した。被害者は少なく見積もっても数百人に上るという複数の証言があったという。
そして、「事務所が解体的な出直しをするため、社長を交代する必要があると言わざるを得ず、(中略)これにより事務所におけるガバナンス不全の最大の原因の一つである同族経営の弊害も防止し得ることとなる」とし、現社長である藤島ジュリー景子氏の辞任を求めた。今後、ジャニーズ事務所側が記者会見を開く。
二本樹顕理さん(40)はジャニーズJr.として活動していた1996年秋以降、ジャニー氏から少なくとも10回程度の性被害にあったことを「文藝春秋 電子版」で告発。特別チームの調査にも協力してきた。
その二本樹さんに、一連の動向の受け止めを語ってもらった。
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