還暦間近とは思えぬ若々しさで世界を飛び回る女優は? (写真中央)

尼崎で会社を経営する父のもと5人姉妹の末娘として育つ。
「幼稚園の頃に父の会社が傾き始め、母も働きに出て忙しく、1人で通園しました。他人に可哀想と思われたくなくて、笑顔で(笑)。自立心は幼少期に大きく育てられました。初舞台の“オファー”もこの頃。幼稚園の発表会で踊り子役の子が水疱瘡になり、当日朝の突然のご指名に『私が頑張らな』と使命感と高揚感を抱きました」
後に父と離れ、女手一つで姉妹を育てる母には人一倍気を配った。
「荷物をまとめ家を出る時、私の手を引き駅のプラットホームに佇む母の頬を伝った涙はいまも忘れない。仲のいい家族でしたが、親元を離れなければ自分の人生が始まらないと、上京を決意しました」
桐朋学園大学短期大学部(当時)の2年時、「泥の河」で憧れた小栗康平監督の第2作で主演デビュー。
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source : 文藝春秋 2024年2月号