スポーツ庁というと、オリンピックに代表される競技スポーツを管轄しているイメージを持たれる方が多いと思います。実際、2015年に設立されて以来、私たちの大きな仕事のひとつが東京オリンピック・パラリンピックでした。

　一方でもう一つ、この組織には大きな目的があります。それが、スポーツを通じて国民の心身の健康に貢献していくことです。

　スポーツ庁では、昨年から3ヶ月にわたり、北海道・東川町において画期的な取り組みを行いました。健康増進のための取り組みというと、通常、各自治体では内科的な健診が行われていますが、今回は、肩こりや腰痛、膝痛など身体の「不調」に対してスポーツを薬のように“処方する”という試みです。

「猫背を直したい」

「肩こりや腰痛を軽減したい」

「数年前から膝が痛く、数ヶ月前にはギックリ腰も患ってしまった」

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