伝説のレーサーの素顔は「抜けているところの多いヤツ」
古舘 お久しぶりです。おふたりともお元気そうで、懐かしいなあ。中嶋さんはレーシングチームを作って、今もレースを続けているんですよね?
中嶋 そう。チームの監督として、今もサーキットにいる。サーキットの音を聞いてるだけで楽しいよ。木内さんは今もホンダにいるの?
木内 いえ、ホンダは7年前に定年退職しました。今は電子計測器の専門商社でEVや自動運転技術の開発に関わっています。
中嶋 古舘さんは真面目な仕事をしているよね。まさかあの古舘さんが報道番組のキャスターになるとは思わなかったよ。
古舘 自分でもびっくりです(笑)。色々なことが大きく変わりましたよね。セナが亡くなってから、もう30年になるんですか……。
アイルトン・セナ。世界のF1ブームを牽引した伝説のドライバーの死から、今年で30年が経った。
1984年からF1に参戦し、41度の優勝、3度のワールドチャンピオンに輝いた。日本でも「音速の貴公子」の愛称で親しまれ社会現象となったが、94年5月1日、イタリアのイモラサーキットで首位を走行中、コンクリートバリアに高速で衝突し、34歳の若さで命を落とした。
しかしその人気は死後も変わらず、母国ブラジルでは、「ブラジルで最も偉大なスポーツ選手」にサッカーのペレを押さえて選ばれた。さらに、ネットフリックスでは、彼の半生を描いたドラマが年内に配信予定だという。
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source : 文藝春秋 2024年7月号