手練れの業界ウォッチャーが、新聞報道にもの申す!
★衝撃的「蓮舫の変」の末路
後世、2024年夏の東京都知事選は「蓮舫の変」と称されるだろう。時の権力者を追い詰めたのなら「乱」だが、そこまでゆかぬのにありうべからざる混迷を来す辺り、やはり「変」に違いない。
むろん、小池百合子都知事はおろか、石丸伸二・前広島県安芸高田市長にも遅れをとったのは変事ではあろうが、衝撃的な「変」はむしろ、戦いの後なのだ。
例えば、投開票から4日後の7月11日。連合の芳野友子会長が立憲民主党の泉健太代表と会って共産党との選挙協力を見直すよう求め、会談後、記者団に「共産が前面に出過ぎて逃げた票もあったのではないか」と語った。
問題提起としては何ら違和感のない都知事選総括である。それは産経と朝日新聞デジタルの配信記事が共に「逃げた票があった」を見出しに拾い、淡々と事実を伝えたことからもわかる。
すぐさま猛反発したのは(泉氏かと思えば違う)三者だった。
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source : 文藝春秋 2024年9月号