1つのテーマをわかりやすく解説する「+ RONTEN」。今回のゲストは、元駐米大使で早稲田大学特命教授の杉山晋輔さんです。11月5日に行われたアメリカ大統領選で、民主党のカマラ・ハリスを破り、再選を果たしたドナルド・トランプ。「もしトラ」が現実となった今、日本は第二次トランプ政権にどう備えるべきなのか。2018年から3年間、駐米大使としてトランプ政権と接してこられた杉山晋輔さんに、「トランプ2.0」の人事や日本への影響、対中政策などを伺いました。
(聞き手=編集部・村井弦、前編26分)
〈ゲスト〉
・杉山晋輔|元駐米大使 外務省顧問・早稲田大学特命教授。愛知県出身。父は国際法学者で法大教授だった杉山茂雄。学習院初等科[3]、東京教育大学附属中学校・高等学校(現・筑波大学附属中学校・高等学校)を経て、早稲田大学法学部在学中に外交官試験に合格し、外務省入省。アジア大洋州局長、外務審議官等の要職を歴任し、第2次安倍内閣の下で外務事務次官を、安倍・菅義偉政権で駐米大使を務めた。
source : 文藝春秋