忌野清志郎 お邪魔しまーす

仲井戸 麗市 ミュージシャン
ライフ 昭和史 芸能 音楽 ライフスタイル 歴史

昭和40年代から日本のロックシーンを牽引した忌野清志郎(1951〜2009)。昭和45(1970)年に「古井戸」としてデビューし、昭和54年に忌野が率いる「RCサクセション」にギタリストとして正式加入した「チャボ」こと仲井戸麗市氏が思い出を振り返る。

 清志郎との出会いは1960年代の終わり、場所は渋谷の「青い森」という店。R&RやR&B、ブルースという共通項があったから、すぐに「仲好し」になった。

 俺たちが「遊ぼう」というときは、酒を飲みに行くとかではなく、レコードを聴いたり、ギターを持って曲を作ったり。

 お金がなくても、ご飯が食べられなくてもへっちゃら。音楽があればよかった。バンド小僧の一番ロマンチックな時代かな。

忌野清志郎 Ⓒ文藝春秋

 当時、清志郎は国立にある実家に住んでいて、渋谷でライヴを終える頃にはとても遅い時間になって国立に帰るのが面倒くさい。

 俺は新宿の都営アパートに両親と暮らしていたから、清志郎は「泊まっていい?」と言って、しょっちゅう入り浸っていた。「お邪魔しまーす」なんていってね(笑)。

 そこが彼の不思議なところで、俺も清志郎も人見知りで、部屋の隅っこにいるようなタイプ。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!

初回登録は初月300円

月額プラン

初回登録は初月300円・1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

900円/月

1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

18,000円一括払い・1年更新

1,500円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2025年1月号

genre : ライフ 昭和史 芸能 音楽 ライフスタイル 歴史