文正仁(ムンジョンイン)統一外交安保特別補佐官(68)は、文在寅大統領の外交・安全保障面における最大のブレーンである。文氏は1994年から2016年まで延世大学政治外交学科教授(現在は名誉特任教授)を務め、金大中、盧武鉉大統領時代に政権中枢で大きな役割を果たした。北朝鮮に宥和的な「太陽政策」の企画・立案にも関与し、過去5回行なわれた南北首脳会談のうち4回に出席している。
一方、文氏は文在寅政権の急進的な「親北朝鮮・反米」路線を主導しているとして、保守派から批判されている。実際、「長期的に韓米同盟は無くすのが最善」「韓国大統領が撤退せよと命じたら、在韓米軍は出て行かなければならない」と発言し、物議を醸したこともある。このような文氏の発言に対し、野党は「金正恩の首席報道官」と批判している。
文在寅政権の対日政策についてのキーマンとみられる文氏が、徴用工問題やGSOMIA(軍事情報包括保護協定)破棄についての考えを本誌に明かした。(聞き手・朴承珉)
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2019年11月号