また、諦めそうになった時も、「でも、自分が合格したら、友達が喜んでくれるかもしれない」と考えるとやる気が出ました。大学生になってから、社会人で独学している人とお話ししても、周りに同じように努力している人がいるかいないかで結果は全然違うと言っていました。
「迷ったり、つまずいたりした時に人に相談できる」とか「一緒に協力して勉強できる」ということもありますし、もっと精神的な部分で、「モチベーションが持続する」「やる気が出ない時にも、自分1人の頑張りが他の人にも波及すると思うと頑張れる」と述べた人もいました。
1人で勉強することの限界を超えるには
僕が個人的に思うのは、モチベーションというのは個人の目的よりも集団の目的の方が持続するということです。人間は自分だけのためよりも他人のためという視点もあった方が、努力できるのではないかと僕は考えています。「自分が頭が良くなりたい」とか「自分が合格したい」というモチベーションなら、途中で諦めても「まあいっか」となってしまいがちです。目標達成できないのは「自分だけ」だからです。しかし、「他人のため」だとそうはいきません。
自分以外のためだからこそ、他人を背負っているからこそ逃げられないのです。「ここで頑張って、応援してくれている人を笑顔にしたい」「ここで諦めたら、一緒に頑張っている人に迷惑がかかる」、そんな意識で勉強していると、簡単には諦められなくなります。
SNSを使えば、そういうライバルや仲間を簡単に見つけることができます。
試しにみなさんが受けようとしている試験の名前を、「Twitter」や「Instagram」で調べてみてください。多くの「その試験に向かって勉強している仲間」を見つけることができるはずです。現在進行形で、みなさんと同じように頑張っている人が、「勉強アカウント」という形で発信を行っていることと思います。この仲間たちのアカウントをフォローするだけで、自分の勉強のモチベーションは自然と上がっていきます。「ああ、こんな遅くまで勉強してるんだこの人は。よし、自分も頑張らなきゃ」と思うことができるようになるはずです。スマホを使ってこういう仲間を見つけていくことで、1人で勉強することの限界を超えられるのです!
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