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〈私は「喉から手が出るほど銃が欲しい」と書きましたが あの時からこれまで、銃の入手に費やして参りました。その様はまるで生活の全てを偽救世主のために投げ打つ統一教会員、方向は真逆でも、よく似たものでもありました〉
米本氏が言う。
「この部分は自身の行動を“反カルト”に重ねて書いたのだろう。僕は以前から反統一教会の人たちに『お前らも(統一教会と)同じだよ』と指摘してきました。彼らは『カルトは悪いからやっつけよう』と断罪するだけ。信者の気持ちへの配慮は一切ない。その問題点を山上君はわかっている。
メディアもすべてを『白か黒か』にする。カルト的です。今は統一教会バッシング一色でしょう。『白か黒か』で分けられるものは世の中にはありません。黒の中にも白があるし、白の中にも黒があるんです」
「本を差し入れてあげようと考えています」
今後、米本氏は山上と“対話”したいと明かす。
「接見はすると思うよ。本を差し入れてあげようと考えています」
唯一気持ちを打ち明けた人物と対峙した時、山上は何を語るのだろうか。
◆現在配信中の「週刊文春 電子版」では、米本氏のインタビュー全文を掲載している。
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