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母親の証言を聞きながら、足立被告は目元を…

検察官「同じ日に、弁護士さんとも面談予定でしたね」

富夫さんの妻「はい」

検察官「弁護士さんとの面談の後、私と会う予定でしたね」

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富夫さんの妻「耳鳴りがひどくて、弁護士さんのところまでは行けましたが、話している間に体調も悪くなってきまして……」

 面談の日は、弁護人とは会ったが、その後予定されていた検察官とは会わず、そのまま証人尋問の日を迎えたという。悩んだ末、足立被告に寄り添うことを決めたのだろうか。

 事件当時、足立被告の母親は2階リビングで横たわっており、呂律が回っていなかったという。母親はのちに大阪府警に対し「朱美が作った抹茶オレを飲んだ直後に意識がもうろうとなり、気付いたら聖光が死んでいた」と説明している。

 母親の沈痛な証言を聞きながら、足立被告は時折、激しく瞬きをしては、ティッシュで目元を押さえていた。

写真はイメージ ©iStock.com

ブログで綴った「会社継承」の思い

 公判では黙秘の姿勢を見せる足立被告だが、逮捕前のインターネット上では饒舌だった。足立被告のものと見られるブログでは、日常が赤裸々に綴られ、父親が興した会社の継承についても内心を明かしている。

〈あれほど悩んで、拒み続けてきた「会社継承」・・・
 とうとう、本日、「取締役」となります。。
 父親から言われた、とりあえずの年間の売上目標金額は、5000万。
 それを下回るようなら、考えなあかんぞと。。〉

〈拒み続けることはできたんですが、誰も継がないと言った時の父親のがっくり感に、負けてしまった。
 そらそーですよね。
 一代でここまで築き上げて、子供が二人もいてるのに、どっちも継いでくれずに、潰すって、忍びないと思う。〉

足立朱美被告(2018年10月) ©共同通信社

 父親の思いを優先し、会社を継承したとも読み取れる内容だ。こうした思いを、足立被告は実際に法廷で語るのだろうか。今年11月29日の判決まで計22回の公判が開かれる見込みだ。