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被害者の瀬川さんは金銭的に苦労していた

 こうした小野容疑者の“魔力”に、瀬川さんも引き寄せられてしまったのだろうか。瀬川さんが幼少期から悩む姿を見ていたというのは一家と付き合いがあった知人女性だ。

「お母さんが精神的に不安定で、生活が苦しく悩んでいる様子でした。幼い頃は子供ながらに家族についてポロポロと不満を漏らすことがありましたね。頭はいい子でしたが、社交的というわけではなく少人数で遊ぶ子でした。友達が朝迎えにいって一緒に登校することもありましたが、それを無視して、1人で早歩きで登校していく姿も見たことがあります」

亡くなった瀬川さんと弟妹

 大学時代の知人によると、瀬川さんは大学進学後、1年時から「優等生」として名が通っていた。遅刻などもなく大学のボランティア活動などにも精を出していた。就職にも良い病院を勧められるほどの成績を残した。目指していた作業療法士の国家試験についても「8~9割とって上位で合格する」と周囲に述べるほど熱心に勉強に励んでいたという。ただ、金銭的には苦労しており、一家を養うため、夜の街に働きに出ることもあったのだという。

友達からは「シルバニア」と呼ばれていた

「友達からは小柄だったからか、シルバニアファミリーからとって『シルバニア』と呼ばれていました。たまに癇癪をおこすことはありましたが、基本的には物静かな優等生で泊まりに行くような友達もいました。ただ卒業を控えた昨秋、夜の街で働いていることが友人にばれてしまって……。

 その後、友達にいじめられ、完全に孤立して授業に出られなくなり、留年してしまったんです。それからは疎遠になり、卒業後の飲み会などにも一切来ていません。性格的にもろい部分があった」(大学時代の知人)

 大学に通わなくなった後は、地元・小樽で働いていたようだ。

メイド喫茶で働いていたころの瀬川さん

「その後は小樽のメイド喫茶で働いていました。本人は夜の街で働く女性のようにブランドものを着たりする子ではなかったですし、生活も派手ではない、真面目な子でした。本人から死にたいという話は聞いたことがありませんでした。家族を残して死ぬような娘ではなかったはずですし、今はただ訃報を聞き驚いています」(同前)

 小野容疑者は悩み苦しむ瀬川さんの心につけ込んだのだろうか。今後の捜査の進展が待ち望まれる。

大学の授業を受けていた際の笑顔の瀬川さん

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