「乱交パーティーに参加する」という趣味を持つ人が想像以上に多いことが、相次ぐ摘発によってあらためて知られつつある。
6月には浜名湖湖畔の貸別荘で120人の大規模パーティーを開いた男女2人が逮捕された(10月14日に不起訴処分。公然わいせつの疑いで逮捕、送検されたパーティー参加者の男女2人も不起訴処分に)。
8月にも「女子高生とヤレる」と宣伝してパーティーを開催した医師や僧侶などの男性7人が書類送検された。
「未成年を参加させる乱交パーティーが横行するなど、悪質な事例が近年目立つこともあり、警察は取り締まりを強化しています。浜名湖のパーティーの件は、結局不起訴となりましたが、乱交パーティーの摘発は今後も増えていくでしょうね」(警察関係者)
「悪いことをしている自覚がなかったので」
摘発リスクが上がれば乱交パーティーの開催数や参加者が減ると考えるのが普通だが、愛好者が集まるという掲示板サイト「ナンネット」やツイッターでは今日も「メンバー募集!」という書き込みが踊っている。
なぜ、人は「乱交パーティー」に惹かれるのか? 現在進行形で乱交パーティーの"常連"である都内在住の20代女性Aさんに話を聞いた。
――乱交パーティーの摘発が増加しています。乱交パーティーに参加するリスクが上がっているようにみえるのですが、止めようという気になることはありますか?
Aさん 悪いことをしている自覚がなかったので、ニュースを見た時は「本当に摘発されるんだ!」とびっくりしましたね。それで最近は、主催者を知らないパーティーには行かなくなりました。SNSや掲示板の募集も直前まで場所を伝えなかったりと厳重になってますし、パーティーに参加するのも一苦労ですし。ただ、二度と行かないかって言われたら全く自信ないですね……(笑)。そのぐらい、1対1では味わえない感覚があるんですよ、乱交には。