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source : 週刊文春

genre : ニュース, 政治

「故人の名を騙るのは聞いたことがない。極めて悪質」

 すなわち寺田氏の政治団体では、故人が2年続けて会計責任者として収支報告書を提出し、捺印した上で「真実に相違ない」と宣誓していることになる。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が指摘する。

「有印私文書偽造に当たる可能性が極めて高い。実際には収支報告を行っていない人を会計責任者に据える『名義借り』はしばしば耳にします。ただ、故人の名を騙るのは聞いたことがない。極めて悪質です」

 寺田氏に事実関係の確認を求めたところ、次のように回答した。

政治資金を巡る問題が相次ぐ ©時事通信社

「寺田稔竹原後援会は、私を代表者とする政治団体ではなく、その事務処理の内容も承知していないため、お答えする立場にありません」                       

 政治資金問題を所管する総務省のトップにもかかわらず、自らの政治資金問題について国会の場で虚偽の疑いがある答弁を重ねてきた寺田氏。新たに発覚したのは、政治資金規正法の趣旨を蔑ろにしている上、有印私文書偽造にも当たりかねない疑惑だ。寺田氏が国会の場でどのように説明するのか、岸田首相がどのように対応するのか、注目される。

 10月26日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および10月27日(木)発売の「週刊文春」では、故人を会計責任者としてきた政治団体を巡るもう1つの疑惑、10月25日付で提出された寺田氏らを被告とする刑事告発の中身などについても詳報している。

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