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X氏《今着いたーーーとりあえず上あがる》

X氏《●●(※X氏が所有するマンション)という入り口がぐるりとするとあるはず。》20:55

X氏《困ったらコールミー》20:55

X氏が篠田にマンションへの入り方を指示か

月経周期アプリに記録された「ハートマーク」

 篠田がX氏と会っていたとみられる5月28日と30日の深夜。時間帯やLINEの記録、目視した2人の様子もさることながら、A氏が篠田の“不貞行為”を確信したのは、もうひとつの物証が決め手となったという。

 その物証というのが、篠田が日常的に記録していたという月経周期アプリだ。

ベストマザー賞を受賞した篠田 ©時事通信社

 月経周期アプリに定期的に月経を記録すると、次回の月経や排卵のタイミングを予測しやすくなる。月経に伴う心身の変化も可視化することができるため、多くの女性が利用している。また妊娠しやすい期間や、逆に妊娠しにくい期間なども予測しやすいため、妊活中の女性や予期せぬ妊娠を防ぎたい女性にとっても強い味方だ。

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 そのため、アプリには性行為をした際に記録できるアイコンが用意されている。例えば月経が遅れた際に、妊娠している可能性が高いか否かの判断材料にすることができるのだ。

 篠田が利用していた月経周期アプリは、該当する日の「SEX」という欄をタップするとカレンダーにハートマークが表示される仕様になっていた。

篠田が利用していた月経周期アプリの入力画面。赤枠内の「SEX」欄をタップすると、カレンダーにハートマークが表示される

「篠田さんは月経周期アプリに、Aとの性行為を欠かさず記録していました。5月8日と22日はAと性行為をした日であり、その記録が残されています。

 そして、X氏と会っていた28日と30日にも性行為のハートマークが記録されていたのです。ハートマークの上に表示されているのは水色のペンマーク。これは性行為や月経の記録以外に『飲酒』や『ピル』などのアイコンを押した場合に表示されます。篠田さんはこの日、『デート』のアイコンを押していました。AとX氏の行為を区別できるように、差別化していたということなのだと思います」(同前)

篠田の月経周期アプリのスクリーンショット。青枠がA氏と性行為を行った日で、赤枠が篠田がX氏と会っていた日なのだという。※プライバシーに配慮して一部を加工しています

 この記録をみたA氏は“邪推”から深く思い悩んだという。

「Aはこの記録をみて、大変なショックを受けていました。望まぬ妊娠を避けたいからか、もしくは妊娠した際に“どちらの子”か分かるようにしていたのか……。いろいろな想像をしてしまったようで、とても苦しんでいました」(同前)

 5月31日にも篠田とX氏はLINEで親密なメッセージを交わし合っている。この日、篠田はカンニング竹山とTwitter配信番組「竹山家のお茶の間で団らん」のロケで北海道稚内を訪れていた。