ChatGPTはオリックスの「応援コラム」を書けるのか
という事で、ChatGPTにオリックス・バファローズの応援コラムを書かせてみた。何々、オリックスバファローズは1936年に設立された球団で、お、ちゃんとこいつ前身が阪急ブレーブスだっていう事、知ってるじゃん。で、金田正一、王貞治、星野仙一などの名選手を輩出してきました、って、一人もあってねーよ。そう、こいつの特徴はよくわからない時に、平然と適当な文章を書く事なんだよな。そして更にたちの悪いのはこういった適当な話ともっともらしい話が、ごちゃごちゃになって出てくる事だ。だから続く文章には、若手の育成に力を入れて2022年に優勝した、なんていう事も書かれている。因みに4番打者は岡田准一で、38本打ってホームラン王になったらしい。それ、絶対球団の本拠地ひらパーだろ。
とはいえやっぱりコラムらしくない。どこが違うのと思って考えたら、文章が単にオリックスの説明になっていて、「応援コラム」になっていない。なので、𠮟りつけて、ちゃんと「応援コラム」になるような文章を書かせてみる。なになにオリックスの応援は、ファンがスタンドで立ち上がって跳ねたり、左右に移動します、だと。それ球場がガラガラの時の千葉マリンだろ。そもそも「応援コラム」は応援の仕方を説明するコラムじゃねーよ。
〈筆者 オリックスバファローズの応援コラムを書いてください
ChatGPT はい、オリックスバファローズの応援コラムを書かせていただきます。
オリックスバファローズは、日本プロ野球のパシフィック・リーグに所属するプロ野球チームです。球団創設は、1936年と長い歴史を持ちます。 過去には、金田正一、王貞治、星野仙一など、日本野球界を代表する 名選手や名監督を輩出してきました。
そして、現在のオリックスバファローズは、育成組織の充実に力を入れ、若手選手の育成に注力しています。この取り組みが実を結び、現在のチームは、2022年シーズンにはリーグ優勝を果たしました。そして、日本シリーズでも活躍し、優勝を目指して戦いました。
オリックスバファローズは、 攻撃陣の強さが特徴です。中でも、主砲の岡田准一選手は、2022年シーズンには38本のホームランを放ち、リーグの本塁打王に輝きました。また、若手選手の中にも、将来を嘱望される選手が多くおり、今後のチームの成長にも期待が持てます。
オリックスバファローズの応援には、多くのファンがいます。特に、球場での応援は熱狂的で、オリックスバファンの熱気には誰もが圧倒されます。そして、オリックスバファンは、「バファローズファミリー」と呼ばれる、温かいコミュニティを形成しています。
このように、オリックスバファローズは、優れた選手たちが所属するチームであり、熱狂的なファンが応援するチームです。今後も、選手たちの活躍とファンの熱い声援が合わさって、チームが成長していくことを期待しています。〉
自分にしかできないことはどこかにある
ここまで来たら、もう何が何でもこいつに立派な野球コラムを書かせてみせる。野球コラムっていうのは、ほら、もっと熱いもんなんだよ。選手が読んで感動するような文章を書けよ。ふむふむ、私たちは熱い思いを込めて、熱い応援をしています。いや、「熱い」という言葉をたくさんはめ込んだって、熱い文章にはならないんだよ。あかんかー、お前まだまだやな。
こうやって遊びながら、でも思う。技術進歩の速度は速いから、やがては人工知能が、どこかの大学教授よりも遥かに面白い野球コラムをすらすらと書いてしまう時代が来るのだろう。そしてそれはそれで仕方がない。その時人間は、自分自身に他に何ができるのかを考えて、探していくしかないのだろう。
そして、きっとその場所はどこかにある。そうかつて、大学や社会人時代に強打で鳴らした選手が、中堅そして晩年になって、チームの中で新たにポジションを探していくようなものである。そして、どんなに地味でも、地道に仕事をこなせば何時かは、自分だけにしかできない活躍の場がやってくる。小田選手、最終回のバックホームしびれましたよ。自分も残る人生で、「守る場所」をもう一度探してみますかね。
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