「守りに入っている自分を壊したい」写真集で大胆な姿を披露

 そして、上京から13年。比嘉に大きな影響を与えたのが、コロナ禍だった。ライジングは音楽部門が強かった事務所だが、公演などが軒並み中止。民間調査会社によれば、20年11月期は赤字に転落している。

「事務所はコストカットをせざるを得なくなり、マネジメント体制に綻びが見え始めた。代表作にも恵まれず、比嘉は『私は新しい仕事をもっとしていきたいのに』と不満を漏らしていました」(比嘉の知人)

 22年には写真集『本心』を発売し、イメージとは裏腹の大胆な水着や下着姿を披露。本人は雑誌「週刊プレイボーイ」(22年3月7日号)の取材で「清楚、と言ってもらえることも多かった」と振り返りつつ、「守りに入っている自分を壊したい」と宣言していた。

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大地、海、光、肌をテーマにした『本心』(集英社刊)

「彼女は、女優として脱皮したいという気持ちを募らせていました。ライジングからの独立を視野に入れるようになり、周囲に相談していた。そのうちの1人が、今田美桜(27)が所属する『コンテンツ・スリー』の社長でした」(前出・知人)

福岡県出身の今田

 今田は、次の朝ドラ『あんぱん』のヒロイン。世代随一の人気女優だ。

「同社は彼女中心の事務所でしたが、13年の朝ドラ『あまちゃん』などで活躍し、その後フリーだった山下リオも1月1日付で加わりました。芸能界のしがらみに囚われないイメージもある。“引き抜き”との見方もあるようですが、実際には契約終了を待ち、仕事面の交渉を進めていくようです」(テレビ局関係者)

 ライジングに契約終了の経緯などについて尋ねたが、期限までに回答はなかった。