大阪での維新圧勝が“ダブル選挙”論の号砲となった。安倍の真意はどこに
「平成を 名残惜しむか 八重桜」
「新しき 御代ことほぎて 八重桜」
4月13日。平成最後となった「桜を見る会」で、首相の安倍晋三が披露した俳句である。
満開となった八重桜の下、1万8200人の招待客が集った新宿御苑。
ただ、今回ばかりは、会の主役は、桜でも安倍でもなかった。
4月1日に「令和」を発表したばかりの官房長官・菅義偉を幾重にも取り囲む人の輪。菅の前には、挨拶を求める人が長蛇の列をなした。
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source : 文藝春秋 2019年6月号