（右から）
ESR取締役 松波秀明
水町クリニック総院長 水町重範
日本公認心理師協会会長 信田さよ子
岐阜高校、通称「岐高」は当時から進学校としてその名を成していた。全校生徒500名で毎週の如く英単語の暗記試験や、数学の因数分解のスピードを競う試験を行うスパルタ校だった。男女比は4対1程度。それだけに女性も優秀かつ勢いのある才女の集団で、中でも信田嬢はとびきりの才媛であった。僕は残念ながら一度も男女共学クラスに入ることはなく、噂話を聞くばかりだったが、卒業後に東京で再会し、親しくなった。
松波君はクラスも一緒かつ席順も前後だった。在学時の優秀さもさることながら、卒業後も活躍を続け、東大から清水建設を経て、今や世界的企業ESRをリードする。
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source : 文藝春秋 2025年7月号
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