〈番組概要〉
作家と本の世界を紐解く「+BOOK TALK」。今回のゲストは作家・フランス文学者の鹿島茂さんと、一橋ビジネススクール特任教授の楠木建さんです。
6月11日、鹿島茂さんの新著『菊池寛アンド・カンパニー』が発売されました。大正11(1922)年、菊池寛は「私は頼まれて物を云ふことに飽いた」と宣言し、仲間たちと雑誌「文藝春秋」を創刊します。作家であり起業家でもある菊池寛と、その仲間たちの軌跡を描いた本書は、現在のビジネスにも通じる考えが満載。後編も引き続き楠木建さんが聞き手となり、菊池寛の“戦争観”やユニークな発想から、その経営論を紐解いていきます。
〈ゲスト〉
・鹿島茂|作家・フランス文学者
1949年横浜生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。元明治大学国際日本学部教授。専門は19世紀フランス文学。『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど受賞歴多数。近著に『古本屋の誕生』(草思社)、『パリの本屋さん』(中央公論新社)など。
・楠木建|一橋ビジネススクール特任教授
1964年東京生まれ。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。専門は競争戦略。一橋大学商学部専任講師、同助教授、イタリア・ボッコーニ大学経営大学院客員教授、一橋ビジネススクール教授を経て2023年から現職。『「好き嫌い」と経営』(東洋経済新報社)、『楠木建の頭の中 戦略と経営についての論考』(日経BP)など著書多数。
〈MC〉
・山下覚 |文藝春秋PLUS編集部
1989年、東京都杉並区出身。慶應義塾大学商学部商学科卒業後、2012年4月にダイヤモンド社入社。書籍編集、広告営業に従事し、2019年4月に文藝春秋に中途入社。ノンフィクション出版部、月刊「文藝春秋」編集部を経て現職。趣味はブラジリアン柔術。
source : 文藝春秋 PLUS動画

