傑出した個人がアメリカ映画を更新した
森 芝山幹郎さんとその年の映画ベスト10を選ぶ対談もついに3回目。1年あっという間でしたね。
芝山 本当に。今年はなんといってもポール・トーマス・アンダーソン監督の『ワン・バトル・アフター・アナザー』が頭抜けていました。
森 大傑作でしたね。完全にやられました。
芝山 桁外れにパワフルで、アクションと笑いと怒りとデリカシーに溢れている。愛と自由なんて、普段なら照れくさくなる言葉も、思わず口にしたくなる。一言でいうなら「インスタント・クラシック」。いますぐ古典に認定されてもおかしくない映画で、魅力を語りはじめると夜が明けてしまう(笑)。
で、『ワン・バトル~』は、後でたっぷり語ることにして、まずはふたりともトップ10に挙げた作品から話していきましょうか。『ワン・バトル~』以外だと、『サブスタンス』、『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』、『リアル・ペイン~心の旅~』、『ANORA アノーラ』になります。
森 芝山さんの第2位、コラリー・ファルジャ監督の『サブスタンス』から行きましょう。
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