初登院でわかった国会のAI化のポイント

永田町エンジニアチームの明日

安野 貴博 AIエンジニア、SF作家

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いま知っておくべき論点を、専門家がコンパクトに解説する「文藝春秋オピニオン 2026年の論点100」。この人気ムックの記事を「文藝春秋PLUS」でも紹介します。

  2025年7月に行われた参院議員選挙で、私は「チームみらい」党首として比例代表で1議席を獲得して当選しました。チームみらいも得票率で2%を超え、公職選挙法などの政党要件を満たして国政政党になりました。8月の臨時国会で初登院し、その後も基本的には毎日、永田町に通っています。

安野貴博氏 ©文藝春秋

 日々、立場が変わったことを実感しています。2024年に東京都知事選に立候補して、メディアに取り上げられる機会が増えました。その前後から政治家の方とお話しする機会はありましたが、当時はイチAIエンジニアとして見られていたところ、今では一緒に仕事する存在として見られるようになった。また、必要に応じて官僚の方からレクをいただく機会も生まれました。

 チームみらいは参議院選挙に出馬するにあたり、マニフェストの中で「100日プラン」というものを掲げていました。これは、チームみらいが国政政党になったらまず最初の100日間でやることを公約としてまとめたもので、例えば「永田町エンジニアチーム」の立ち上げといった内容を約束していました。

 これまで永田町、つまり立法府のためのエンジニアチームというものはありませんでした。そこで、通常は選挙活動などに用いられる政党交付金を原資に、立法府のためにソフトウェアを作る10名程度のエンジニアチームを立ち上げようと考えたのです。

 それだけの人数で何ができるんだと思われる方もいらっしゃるでしょう。実は近年AIの登場によって、ソフトウェアを作る効率やスピードが、加速度的に上がっているのです。同じことをやろうとして5年前なら半年かかっていた作業が、今なら1ヶ月でできてしまう。同時に、少数のエンジニアで可能となっている。海外のAIスタートアップなどを見ても、十数名規模にもかかわらず、時価総額が1000億円に上るような企業が次々と登場している状況があるのです。

 この永田町エンジニアチームは、チームみらいが国政政党になってから約1ヶ月で形にすることができて、現在も活動しています。100日プランでは「社会実装を“爆速”で実行する」といった内容も約束していました。これはつまり、永田町エンジニアチームで作ったソフトウェアを実際に社会で使っていただけるようにするということで、実際にいくつかのツールを公開しています。

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source : ノンフィクション出版 2026年の論点

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