一枚の名画をのぞき込んでみると……

✓見えてきたのは「両刃斧」
これはラブリュスとかペレキュス、稀にアマゾン斧などと呼ばれる対称形の両刃斧だ。文字どおり、柄の先に双子のように刃が二つ付いている。青銅にせよ鉄にせよ、さぞや重いに違いない。女性の細腕で振り回せるのだろうか? しかし現代ではレズビアンやフェミニズムのシンボルになっているというから驚く。神話時代には宗教的シンボルであり、且つ、実戦用にも使われた。ここではどちら?
文句があるなら言ってみよ!

『犯行後のクリュタイムネストラ』
1882年、油彩、239×174cm、ギルドホール・アートギャラリー / 写真提供 bridgeman images/amanaimages
アガメムノン王の寝室のカーテンがさっと開き、侍従たちの前に王妃クリュタイムネストラが現れた。右手に持つ両刃斧からは鮮血がしたたる。
王妃はその重い斧でドンと床を叩き、傲然と顎を上げ、「何か文句があるなら言ってみよ!」といわんばかりに周囲を睥睨する。
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