私の映画『小学校〜それは小さな社会〜』の英語タイトルはThe Making of a Japaneseだ。直訳すれば「日本人の作られ方」になる。しかしこの言葉をそのまま日本語のタイトルにすることは避けた。自分自身と「日本人」という言葉との間に、長年にわたる複雑な関係があったからだ。

英国人の父と日本人の母を持つ私自身、「ハーフ」というラベルを貼られ、「あなたは本当に日本人なのか」という視線にさらされてきたように思う。どれだけ努力しても「日本人」に見られないことにフラストレーションが溜まり、それが日本を出て米国に住む理由の一つにもなった。だからこそ、日本人であることを血や見た目、国籍だけで定義することには強い違和感がある。
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