古代ローマのコンクリート建築の年代

佐藤 健太郎 サイエンスライター
ニュース サイエンス

サイエンスライターの佐藤健太郎氏が世の中に存在する様々な「数字」のヒミツを分析します

 近年あちこちで問題になっているのが、インフラの老朽化だ。埼玉県八潮市の道路陥没事故はその典型例だが、他にも道路や橋、ビルなどの建造物も、さまざまな形で傷み始めている。鉄筋コンクリートの寿命は40年から60年と言われ、高度成長期に建設されたインフラ群は、建て替えあるいは修復が必要なタイミングを迎えている。

 今後の人口減少、資材の高騰などを考えると、メンテナンスなしで少しでも長く保つ材料が必要になってくる。こうした中で注目されているのが、自己修復材料と呼ばれるものだ。ひび割れたり傷ついたりしても、勝手に損傷箇所が直ってしまう不思議な材料を指す。

 たとえば、自己修復プラスチックというものがある。ひびが入ると埋め込んであったマイクロカプセルが割れ、中から修復剤が染み出して傷を埋めるという原理だ。また、原子間・分子間の結合がちぎれても、また互いにつながり合う特殊な結合を利用する手法も、近年盛んに研究されている。これらはすでに、車のコーティングやスマホの保護フィルムなどとして実用化されている。

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source : 文藝春秋 2026年4月号

genre : ニュース サイエンス