成功者の手法
12月号に掲載された、原辰徳さんのインタビュー『巨人軍は必ず日本一を奪還する』には、組織をまとめるための手法がちりばめられていると感じた。
原さんは、チームを強くするためには全員が目的を達成する意志を共有することだと考え、監督復帰1年目からチーム改革を行なった。その努力が実を結び、読売ジャイアンツを5年ぶりのリーグ優勝へと導いた。チームの雰囲気をガラッと変えてしまう、リーダーとしての高い能力がうかがえた。
次なる後継者が誰であるか、その後継者はどのような才覚を持ち合わせているのかということにも、非常に興味が湧いた。
同月掲載の安倍晋三首相による『失敗が私を育てた』及び、吉野彰さんの『京都から世界にET革命を』でも、チャレンジする重要性について述べられている。
どの成功者も失敗を恐れずトライしている。やはり失敗は人を育てるのか。私も社会に出たら、このような地道なチャレンジを繰り返し、樹木の年輪のように大きな存在となりたい。(古谷聡司)
許しがたい手口
12月号に掲載された、藤田知也氏による『かんぽ生命「高齢者喰い」の手口』と、池上彰氏による『スクープを潰されたNHK「現場の無念」』を読んで、かんぽ生命による不正販売の許しがたい手口を知った。日本郵政はもっと謙虚に、言葉を尽くして信頼回復に努めるべきだと思った次第だ。
この不正販売の手口は、昔では到底考えられなかった。私の若い頃は、「簡易保険さんは不幸が起こった時に、面倒な手続き無しに保険金を出してくれた」と、一般の保険と比べてかなり好印象を持たれていたものだ。
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source : 文藝春秋 2020年1月号