悠仁さまに期待される理想の結婚と海外留学

40年ぶりの成年式

江森 敬治 ジャーナリスト

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いま知っておくべき論点を、専門家がコンパクトに解説する「文藝春秋オピニオン 2026年の論点100」。この人気ムックの記事を「文藝春秋PLUS」でも紹介します。

 2025年9月6日、19歳の誕生日当日、秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまの成年式が行われた。成年式は男性皇族だけが行う重要な儀式で、1985年11月30日、父の秋篠宮さま以来、じつに40年ぶりとなった。

 この日午前、悠仁さまは皇居・宮殿「春秋の間」で儀式のハイライトである「加冠の儀」に臨んだ。裾の長さが6メートルもある未成年者用の装束「闕腋袍(けってきのほう)」姿で、頭には「空頂黒幘(くうちょうこくさく)」という未成年用の黒絹の額当てをしていた。伯父と伯母になる天皇、皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻、姉の佳子さまたちが見守る中、宮内庁幹部が悠仁さまの頭から黒絹の額当てを外し、成年用の燕尾纓(えんびのえい)が付いた冠をかぶせた。冠を固定するひも「掛緒(かけお)」をあごの下でしっかりと結び、ひもの両端を和ばさみで「パチン、パチン」と、2度、切り落とす。静寂の中、和ばさみの音だけが鋭く響き渡り、成年皇族、秋篠宮悠仁親王殿下の誕生を告げたのである。

悠仁さま ©JMPA

 午後は、皇居・宮殿「松の間」で天皇、皇后両陛下にあいさつをする、「朝見の儀」が行われた。燕尾服を着た悠仁さまは天皇陛下に、「(略)成年皇族としての責務の重さを自覚し、さらに勉学にいそしむとともに経験を積み、これまで賜りました御恩にお報い申し上げたく存じます。ここにお礼を申し上げます」と、感謝と決意を述べた。これに対し陛下は、「成年式を挙げられたことを心からお祝いします。これからは、学業に励まれるとともに、皇族としての務めを立派に果たされるよう願っております」と、励ました。

 その後、悠仁さまは、東京・元赤坂の赤坂御用地にある仙洞(せんとう)御所を訪れ、祖父母にあたる上皇ご夫妻にあいさつしている。夜は、都内のホテルで悠仁さまの私的な祝宴が催され、両陛下や秋篠宮ご一家、それに、上皇ご夫妻らも出席した。

 悠仁さまは、小さい頃からトンボなどの昆虫が大好きだった。幼稚園時代の悠仁さまは、上皇ご夫妻(当時は天皇皇后両陛下)の住まいである皇居・御所に出掛けて、昆虫採集を楽しんでいた。上皇ご夫妻から、たくさんの虫が見つけられる、草がよく茂っている場所を教えてもらったり、時には一緒に虫を探したこともある。悠仁さまは、幼いころから上皇ご夫妻にとても可愛がられていただけに、立派に成長した孫の晴れ姿を見て、上皇ご夫妻は満足されたことだろう。

悠仁さまがお忍びで一般参賀に

 悠仁さまが「朝見の儀」で力強く述べられた「成年皇族としての責務の重さ」について考える上で、ヒントとなりそうな上皇さまのお言葉がある。

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source : ノンフィクション出版 2026年の論点

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